一枚の手紙 ずいぶん遠くまで歩きましたね こうやって離れると 視線はぐんぐん大人になって 大きく緩やかになるから あの頃は いまやあまりにもまろやかな濃密 時間とは 便利なくせに冷たいものです 届かないから美しいなんて なぐさめだし 帳尻合わせみたいなことを言うけど それが本当に真実であることこそ やっぱり無情なんだと思う